気になる商品をショッピングカートに入れる人は30%?【ジャストシステム調べ】
気になった商品は、一度何に登録する?
株式会社ジャストシステムは、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した「ECでの上手な買い方調査」結果を発表した。
直近1年間にECサイトで買い物をした人のうち、気になった商品を後から探しやすくするためにしていることとして、「お気に入りに登録する」と回答した人は50.9%、「欲しい商品を保存できるリストに登録する」と回答した人は31.8%だった。また、「ショッピングカートに入れておく」と回答した人は30.0%となった。
「ショッピングカートに入れておく」と回答した人にその理由を聞くと、最も多かったのは「本当に買うべき商品か、冷静に考える時間が必要だから」(66.4%)、次に「複数のECサイトを比較して、条件が最も良いところで購入したいから」(51.7%)という結果が出た。さらに、「送料無料にするために、他の商品を探す必要があったから」(45.7%)という理由もあった。
お得に購入するための工夫として、「ポイント優待サイトを経由して購入している」と回答した人が37.0%と最も多かった。続いて、「価格比較サイトで、最安値のショップから購入する」(32.8%)、「割引クーポンを確認して、入手してから購入する」(26.4%)だった。
送料が高いとき、購入を一度考える?
購入の取り止めや再考をするのはどのようなときか聞いたところ、最も多かった回答が「送料が高いとき」(61.2%)だった。次に「もっと価格が安い、別のECサイトを見つけたとき」(39.8%)、「レビューに良くない内容が書かれているとき」(30.0%)と続いた。商品を探すときに重視する情報としても、「価格」(75.7%)を挙げる人が最も多く、次いで「送料」(61.8%)、「レビュー」(42.4%)となった。
買い物をするときに最も利用する端末として「PC」(65.0%)を挙げる人が最も多く、次いで「スマートフォン」(29.8%)、「タブレット」(4.9%)だった。20代と30代の女性に限定すると、「スマートフォン」が「PC」を上回る結果となった。(20代女性:「スマートフォン」55.3%、「PC」42.6%。30代女性:「スマートフォン」50.0%、「PC」44.2%)。
今回の調査でショッピングカートをブックマーク代わりに利用していることが明らかとなった。一度は購入を決めるものの、やはり、後々考えて気持ちが変わるかもしれない。もしくは、他のサイトと比較して、良さが分かり、そのまま購入することもあり得る。一度は考える時間を設けるためにも、「ショッピングカート」は必要なのかもしれない。それに合わせて、ショッピングカートをより利用しやすく工夫すると、ユーザーは喜ぶはずだ。